☆東が丘の賃貸マンション|3階立上りコンクリート打設(上棟・天端ポインター)
皆さま、こんにちは。
北海道で初雪が観測されましたね。
ようやく来た秋もそろそろ冬になりそうなのでしょうか。
日によって温度がバラバラなので服装選びなど気をつけて過ごしていきましょう!
さて、前回は3階の配筋工事をご紹介しました。
(☆目黒区東が丘の賃貸マンション|3階配筋工事(スラブ配筋・ダブル配筋・CD管(合成樹脂可とう電線管)))
今回は3階立上りコンクリート打設の様子をご紹介します!
上棟(※)まで「配筋工事・型枠の建て込み」→「コンクリート打設」を繰り返してきた当物件。
今回の3階立上りコンクリート打設でついに上棟となります!
※上棟
建物の基本構造が完成した状態のこと。
造りによって上棟と呼ぶ状態は異なるが、
鉄筋コンクリート造では屋根部分のコンクリート打設の完了時であることが多い。
今回コンクリートを流し込んでいくのは建物の一番上、つまり屋上部分です!
では、さっそく現場の様子を見ていきましょう。
コンクリート打設の流れは今までと同様で、
生コンクリートが流れ出てくる打設用ホースを操る職人さんや、
バイブレータで生コンに振動を与える職人さんたちなどが連携して進めていきます。
▲手前の職人さんが持っている細長いものがバイブレータ、生コン内の不要な空気を除去していきます。
重い打設用ホースはホースにつけたロープでコントロールしていました!
打設の流れはこのように今までと同じですが、
屋上部分の打設のみで見られるアイテムがあります。
それがこちら、天端(てんば)ポインターです!
▲画像真ん中の黄色いものが天端ポインターです。
天端ポインターが屋上の打設時に設置される理由は「勾配」にあります。
屋上は建物の中で最も雨や風の影響を受けやすい部分となります。
屋上が平らだと水が溜まり続けてしまい、最終的には建物内部への浸水にもつながる可能性が。
雨漏りや建物自体の劣化までも引き起こしてしまう危険性があるんです。
これらを防ぐために、屋上は水が流れやすいように勾配をつけて造る必要があります。
天端ポインターを各箇所に応じた高さに合わせて設置し、
これを基に打設を行うことで勾配をつけることができるようになります!
▲勾配をつけながら打設をしている様子。
生コンに傾斜がついていることが分かりますでしょうか。
先ほどの写真では黄色い天端ポインターでしたが、
色はその他にも橙色や白色など様々ありますよ。
▲他現場の天端ポインター。こちらでは白色が使われていました。
天端ポインターを目印に打設を進め、
仕上げはいつも通りトンボや鏝で均していきます。
打設完了後の様子がこちら! 無事上棟を迎えました!
上棟を迎え、これで躯体工事(建物自体を造っていく工事)は完了です。
次回からは内外装工事の様子をお届けしていきます!
それでは今回はこのへんで!
次回の更新をお楽しみに!
【完成予想パース】
☆目黒区東が丘の賃貸マンション|3階配筋工事(スラブ配筋・ダブル配筋・CD管(合成樹脂可とう電線管))
皆さま、こんにちは。
本日10月8日は語呂合わせから「そばの日」だそうです。
そば派かうどん派か……どっちの方が多いのでしょうか。
折角なので今日は是非そばを食べてみてくださいね!
さて、前回紹介した工事の様子は2階立上りコンクリート打設でした。
(☆目黒区東が丘の賃貸マンション|2階立上りコンクリート打設)
今回は3階の配筋工事の様子をご紹介します!
上棟(※)となる3階まで「配筋工事・型枠の建て込み」→「コンクリート打設」の流れを繰り返していきます。
前回はコンクリート打設を行ったので、次は配筋工事・型枠の建て込みとなります。
※上棟
建物の基本構造が完成した状態のこと。
造りによって上棟と呼ぶ状態は異なるが、
鉄筋コンクリート造では屋根部分のコンクリート打設の完了時であることが多い。
今回紹介するのはスラブ配筋。
スラブ=上階の床と下階の天井になる構造体の上に配筋を行う作業となります。
今回は3階の天井かつ屋上になるスラブの上に鉄筋を組んでいきます!
スラブ配筋では上端筋(上部の鉄筋)と下端筋(下部の鉄筋)を二重に配置していきます。
二重であることからダブル配筋と呼ばれたりもします。
▲ダブル配筋によって強固な建物を造ることが可能になります!
そのダブル配筋の間に何やらオレンジ色のものが通されていました。
こちらはCD管(合成樹脂可とう電線管)といいます!
CD管の中には電線や通信ケーブルなどが入っていて、
この後打設されるコンクリートにこれらの線が接触しないように保護をしています。
▲鉄筋と鉄筋の間にCD管(合成樹脂可とう電線管)を設置していきます。
「可とう」は「曲げることが可能」という意味で、自由に曲げられる電線管です!
CD管はコンクリート埋設用の配管で、露出配管(露出した状態での配管)はできません。
この管が鮮やかなオレンジ色なのは上記のような配管間違いを防ぐためで、この色で統一されています。
コンクリートの中に埋まってしまうため、中々見られない配管かもしれませんね。
▲CD管は露出配管ができるPF管と識別するため、オレンジ色で統一されています。
尚、PF管はアイボリーやブラック、鮮やかなブルーなど色の種類が豊富です。
そしてCD管を鉄筋と結束線(※)で結んで固定していきます。
ハッカーという道具を結束線の先端に引っ掛け、くるくる廻して結束していきます。
※結束線
鉄筋同士を緊結するために用いる鉄線のこと。
加熱した後に徐々に冷やす「焼きなまし」という処理が行われており、柔らかい鉄線になっている。
▲爪のような形の道具がハッカー、先端にある銀色の線が結束線。
職人さんが見事な手さばきで結束していました!
着々とコンクリート打設に向けて準備が進んでいました。
次回は3階立上りコンクリート打設、いよいよ上棟となります!
それでは今回はこのへんで!
次回の更新をお楽しみに!
【完成予想パース】
☆目黒区東が丘の賃貸マンション|2階立上りコンクリート打設
皆さま、こんにちは。
少しずつですが秋が近づいているような気がしています。
日射しの感じが秋らしくなってきた感じがしますが、気温は高いまま。
早く涼しくなって読書の秋を満喫したいものです。
さて、前回は2階の配筋工事の様子をご紹介しました。
(☆目黒区東が丘の賃貸マンション|2階配筋工事(壁配筋・ダブル配筋・断熱材パット・セパレータ・Pコン))
今回は2階立上りコンクリート打設の様子をご紹介します!
▲ちょうど現場に生コン車が到着していました!
上棟(※)となる3階まで「配筋工事・型枠の建て込み」→「コンクリート打設」の流れを繰り返していきます。
前回は配筋工事・型枠の建て込みを行ったので、次はコンクリート打設となります。
※上棟
建物の基本構造が完成した状態のこと。
造りによって上棟と呼ぶ状態は異なるが、
鉄筋コンクリート造では屋根部分のコンクリート打設の完了時であることが多い。
さっそく現場の様子を見ていきましょう!
職人さんたちが打設作業を進めていました!
今回も数日に分けてコンクリート打設が行われています。
初日で打設が完了した部分では、職人さんたちがまた別の作業を行っていました。
▲取材時に打設が完了していた部分
今までと同様に打設作業を行っていきます。
生コンを流し込む職人さんやその生コンを均す職人さんなど
それぞれが連携しながらコンクリート打設を進めます。
▲職人さんたち同士の連携が光ります!
今回注目したいのはこちらの職人さんです。
ブラシで鉄筋をゴシゴシしているのが分かりますでしょうか。
これはブラッシングで鉄筋についた生コンを取り除く「洗い」の作業です。
なぜ鉄筋を洗う必要があるかと言うと、
生コンと鉄筋の付着力を確保し、コンクリートが本来の強度になるようにするためです。
上の画像でブラッシングされている部分は上階にもつながっています。
鉄筋に生コンがついたまま乾いてしまうと、次回の打設の時に付着力が低下してしまい、
次回打設するコンクリートの強度が低くなってしまう可能性があるんです。
次回の打設のことも考えながら、打設作業が進められていました!
それでは今回はこのへんで!
次回の更新をお楽しみに!
【完成予想パース】
☆目黒区東が丘の賃貸マンション|2階配筋工事(壁配筋・ダブル配筋・断熱材パット・セパレータ・Pコン)
皆さま、こんにちは。
1993年の本日、レインボーブリッジが開通したそうです。
レインボーブリッジといえば……某作品の影響で封鎖したくなりますね。
実は遊歩道があって歩いて渡れますので、気になる方はぜひ調べてみてください!
さて、前回は1階立上りコンクリート打設の様子をご紹介しました。
(☆目黒区東が丘の賃貸マンション|1階立上りコンクリート打設(オートレベル・トンボ・鏝))
今回は2階の配筋工事をご紹介します!
上棟(※)となる3階まで「配筋工事・型枠の建て込み」→「コンクリート打設」の流れを繰り返していきます。
前回はコンクリート打設を行ったので、次は配筋工事・型枠の建て込みとなります。
※上棟
建物の基本構造が完成した状態のこと。
造りによって上棟と呼ぶ状態は異なるが、
鉄筋コンクリート造では屋根部分のコンクリート打設の完了時であることが多い。
現場取材時の現場の様子がこちら!
壁の配筋工事が進められていました。
壁配筋でも基礎配筋工事の時と同様に、
設計図に従って鉄筋を所定の位置に配置していきます。
よく見ると鉄筋が二重に配置されているのが分かりますでしょうか。
これをダブル配筋といい、より強固な建物を造ることが可能になるんです!
さて、壁(型枠)に刺さっている白いものがありますね。
こちら、実は部品ごとに名称があります!
1、白くて薄い円盤の部分を「断熱材パット」、
2、細い鉄筋の部分を「セパレータ」、
3、型枠に接している部品を「Pコン」といいます。
▲3つの部品が合わさってこの形になっています。
まず「断熱材パット」は弊社の断熱型枠材(スタットボード)と深く関わる部品です。
断熱型枠材は1階の型枠工事の記事で紹介した、型枠と断熱材の2つの役割を持った型枠材。
断熱材パットはそのスタットボードとコンパネを固定する役割を担います。
▲断熱材パット
そして「セパレータ」と「Pコン」は、
外側型枠と内側型枠(=断熱型枠材)の間を一定に保つために設置されます。
これらの型枠の間には後で生コンクリートが打設されます。
コンクリート壁の厚みが場所によって異なるのを防ぐために、型枠間の距離を一定に保つ必要があるんです!
▲Pコンとセパレータで壁の厚みにムラがでないようにします。
次の打設に向けて工事が着々と進んでいました。
それでは今回はこのへんで!
次回の更新をお楽しみに!
【完成予想パース】
☆目黒区東が丘の賃貸マンション|1階立上りコンクリート打設(オートレベル・トンボ・鏝)
皆さま、こんにちは。
昨日、群馬県伊勢崎市で観測史上最高気温41.8度の記録が出ましたね。
今年は例年以上に厳しい暑さだと感じていましたが、まさかのほぼ42度!
これ以上気温が上がらないことを願うばかりです。
さて、前回は1階の型枠工事をご紹介しました。
(☆目黒区東が丘の賃貸マンション|1階型枠工事(スタットボード(断熱型枠材)・フォームタイ・単管))
今回は1階立上りコンクリート打設をご紹介します!
▲ちょうどミキサー車が現場に到着していました!
上棟(※)となる3階まで「配筋工事・型枠の建て込み」→「コンクリート打設」の流れを繰り返していきます。
前回は配筋工事・型枠の建て込みを行ったので、次はコンクリート打設となります。
※上棟
建物の基本構造が完成した状態のこと。
造りによって上棟と呼ぶ状態は異なるが、
鉄筋コンクリート造では屋根部分のコンクリート打設の完了時であることが多い。
取材時、現場では打設作業が進められていました!
今回の打設は2日間に分けて行われました。
取材日が2日目だったため、半分ほどはすでに打設が完了していましたよ。
コンクリート打設の流れは今までと同様で、
生コンを流し込む人やバイブレータで振動を与える人など
それぞれが連携しながらコンクリート打設を進めていきます。
さて、今回の打設で注目したいのがこちらの職人さん。
生コンクリートに棒のようなものを刺しているのが分かりますでしょうか。
この職人さんはこの棒でコンクリートの深さ=厚さや水平を測っています!
この作業の相方であるオートレベルという機械からレーザー光線を出し、水平を測ります。
ポイントになると先ほどの棒についた黄色い機械から
ピーッと機械音が鳴って水平が分かるようになっているんです。
▲オートレベルと棒についた黄色い機械が連動、水平を測ります。
オートレベルで打設したコンクリートの厚さや水平を測り、
それに合わせて職人さんたちが平らに生コンを均していきます。
この均しの作業で使われるのがトンボや鏝。
トンボは生コンクリートや地盤を均すために用いるT字型の道具で、
鏝(こて)は下地に塗りつけたり、均し、押さえ、磨きなどをする道具です。
トンボで大まかに均して、鏝で細部まで均して仕上げていく流れとなります!
▲トンボ。
鏝に比べて一気に広い面積を均すことができます。
▲鏝。
細かい部分まで均すことができ、均しの仕上げを担います。
そして打設完了後の様子がこちら。
職人さんたちの手によって綺麗に均されていました!
着々と躯体工事が進められていますよ。
それでは今回はこのへんで!
次回の更新をお楽しみに!
【完成予想パース】