「自分の見る目を養うことも大切」

今回インタビューを快く受けてくださったオーナー様は「Gather Court、1st」「SOUTHERN COURT」と、2棟の賃貸マンションを朝日建設で建てるほどベテランの賃貸マンション経営者でもあり、ご自宅で2匹の犬を飼う愛犬家K様(インタビュー中もK様の脇には可愛らしいトイプードルが座っていた。K様が賃貸マンション経営を考えたきっかけは、お父様が高齢になられたことによる将来の相続を考えての事。

計画をした時の土地には倉庫があったが、契約も満了になった事も重なり実現した。当時、K様には色々な会社から声が掛かっていたが、決め手は銀行からの紹介。利回りの説明や機能性の良さを聞いたことが朝日建設という建設会社との出会いになった。

実際に建築中は度々現場に足を運び、進捗を確認したそうだ。マンションが少しずつ建っていった時の思いと、完成時の思いを伺ったところ「建築中は現場の監督が常駐し、何度も相談にのってくれた事や、職人さんの対応がよかった。今まで職人は固く無口なイメージだったが色々と状況を教えてくれたり、現場見学に付き添ってくれた事が嬉しかった」「完成した時は思いの詰まったマンションに住めない事がもったいなくて、全室入って確認したよ(笑)」と、竣工から６年近く経っているがついこの間の出来事のように話してくれる姿から、オーナー様にとって計画から完成まで一つ一つが大切な思い出になっている事が感じられ、同時に大切な思い出作りに加われた事が嬉しかった。

• Gather Court、1st（ギャザーコート）
  2002年2月竣工
  3階・2LDK（9戸）

その後、K様はもう1棟賃貸マンション建てる事となった。再び朝日建設を選んだ理由は1棟目の実績がある会社であること、営業マンが色々と相談にのってくれたからだそうだ。そんなK様は今でも、ご自分で様々な媒体に目を通し、賃貸経営の勉強をされている。K様の所有している物件は大きな駅に挟まれているので駅近物件に負けてしまうのではと不安もあった。しかし、実際はその立地条件にあった仕様にした事で、賃貸にも関わらず入居者出入りが少ない。

オーナー様曰く、「立地が良い所には何をしても負けてしまうと諦めず、無駄なスペースを生んでしまっても差別化になるものを入れ、ニーズの先を行かないといけない。」「20年、30年経っても価値が下がらないようなものを選び、それを実現してくれるプロを探すこと。付加価値がついてくる競合相手でも、考えつかないようなアイデアをオーナーからでも出さなくてはいけない。人に任せすぎない事」とこれからマンション経営を考えている方へのアドバイスも頂いた。

• サザンコート平面図
• ギャザーコート平面図

インタビューを終えて

最後に「部屋を効率よく使う事は誰にでも出来る。お金がかかるかもしれないが大切な事は見えない部分への気配り」と、オーナー様・建設会社両者に必要な考え方も教えて頂いた。建設会社にとってこのオーナー様の言葉が一番の教科書になっていくことを実感したひと時だった。