2012年5月アーカイブ
基礎配筋
皆様こんにちはッ!
前回は捨てコンクリートの打設までお伝え致しました。
さっそく続き、行ってみましょうー
地中梁の配筋を行っていきます。
地下の場合は、柱意外は全て地中梁と言います壁も梁
キソエースと呼ばれる、梁主筋受け金物を使い配筋作業を施します!
墨出し屋さんが、印をつけた部分に一定の間隔で、
捨てコンクリートに打ち付けて行きます
こちらの写真!上と同じように見えますが、ちょっと違いますどこどこ?
鋼管杭の杭頭部分、補強溶接が行われましたッ!
杭頭部外周に、補強鉄筋を溶接し基礎コンクリートと融合させます。
この鉄筋は柱の鉄筋と一体化して、
最上階まで続く柱の強度を補鎮しますッ!
さささッ!続いて鉄筋の登場です( ´∀`)σ
搬入された鉄筋は、
製造会社と鉄筋種類をマークで確認する材料検収が行われます
製造会社から発行される、ミルシート(出荷証明書)通りに
納品されているかを確認ッ!
?ミルシート?
工場・製作所(mill)が発行する書(sheet)でミルシート!和製英語です(´∀`)
規格値や製造実績値などが記載されています。
SD345とはJISの規格、(定められた強度別の種類)
D22とはDは異形鉄筋、数字は鉄筋径です。
圧廷マークとは、鉄筋に刻印されたマーク!
この圧延マークにより、メーカーと規格が分かるようになっております☆!
「・」はSD345 「SK」は三興製鋼(株)です。
ちなみに鉄筋は、加工されて現場に搬入されます。
材料検収が終わると、鉄筋を組んでいきますッ
キソエースの上に並べた梁主筋に、
スターラップ筋(梁の周囲に巻き付ける鉄筋のこと)をぶらさげ・・・
そのスターラップ筋の底に載せるようにして、
下の梁主筋を結束していきます!
こちら、何やら鉄筋一箇所がぷっくりしております(´∀`)
黒板にD19と書かれておりますが、一般的に・・・
D16以下の鉄筋は重ね継手(結束)
D19以上の鉄筋はガス圧接継手または機械式継手
ガス圧接は、鉄筋と鉄筋の端部をアセチレンと酸素をつないだバーナーにより
加熱しながら圧力を加え、接合しています
ちなみに、圧接した鉄筋は圧接抜き取り試験を行う為に、
テストピースを採取します。1セット5本です
ガス圧接の技量資格には4種類あり、それぞれ作業できる鉄筋径が決まっています。
キレイに組まれてます(*^▽^*)
配筋が終わると検査です
設計図通りに配筋できているか?ピッチは?鉄筋の太さは??
・・・と、チェックしていきますッ!
検査に問題がなければ、基礎コンクリートの打設です。
基礎コン打設の様子は次回お伝え致しますお楽しみにー
捨てコンクリート打設致しました
皆様こんにちはッ!
不安定なお天気が続きますね(´ー`)
寒暖の差も激しいので、体調管理にお気をつけ下さい☆!
さささ!現場の様子ですー
まずは、根伐り工事と言って建物の大切な土台基礎を造る為に、
土を掘削していきますッ
掘削と同時進行で山留め工事が行われます。
これは、掘削の側面を保護して周囲地盤の崩壊や土砂の流出を防止するためのものですッ!
掘削の深さが比較的浅く、地盤も強い土地だと
このような簡易山留めで充分となります(*^?^*)
杭周囲は掘り下げ、設計図の通りの高さで切断をします。
雨水が入らないように溶接してフタを取り付け、完了となりますッ
根伐り底には砂石や砕石を敷き、転圧をして締め固めます。
転圧は、地面を平らにするだけではなく
施工後の基礎の沈みを防ぎますとっても重要ー
続きましてコチラッ( ´∀`)σ
地鎮祭の時に神主さんから預かった鎮物(しずめもの)を、
中心となる位置に置き埋めます。
敷地の平安や、施主様のご多幸を祈るものです。
そして転圧で踏み固めた孔の底に、
厚さ50mmのコンクリートを打設していきます。
これを捨てコンクリートと言います。
?捨てコンクリート?
役割は2つ!
水平面の基準を設ける。
実物大の設計図!
土のままでは、建物の通り芯や基礎等の位置を決める墨を出すことも適わず、
鉄筋を組んだり、型枠を建てたりの作業も出来ません。
その為、作業をしやすくする為に打つコンクリートが捨てコンです。
(この捨てコンは、構造上には耐力的に影響しません。)
今回はここまでですッ
次回の更新をお楽しみにー(*^?^*)