鉄骨建て方
当物件にて使用する、鉄骨の製品検査の様子をご紹介致しますッ
出来上がった鉄骨を現場関係者が集合し、
検査をしていきます。
鉄骨検査ではまず、構造図に指定されている部材寸法と
正しいかどうかを確認していきますッ
柱・梁、そして仕口部分の寸法や状況
溶接部は外観検査と内部検査があり、
外観は目視
内部検査は、超音波深傷検査を行います
?超音波深傷検査?
超音波を対象物に当ててその反響を映像化することで、
対象物の内部の状態を非破壊的に調査することのできる画像検査法の一種との事です。
簡単に言うと・・・
超音波の反射エコーを利用して、きずまでの距離・大きさを測定し、
内部のキズが検出できる事です
検査が完了すると、いよいよ鉄骨建て方ですッ
最初の工程、柱お越しです
クレーンにて、柱となる鉄骨から1本1本吊り降ろして行きます!
柱は・・・覚えていらっしゃいますでしょうか??
柱の先、ベースプレートと呼ばれる穴があいた部分をアンカーボルトに差し込み、
ボルトで仮止めします
柱の鉄骨を全て組み終わった後、
柱の垂直を確認しながら本締め(ほんじめ)をして完全に固定します。
そしてベースプレート下面に、ベースパックグラウト(高強度無収縮モルタル)を、
アンカーボルト廻りに充填します!
柱の次は梁ですッ
ボルトで接合していきます。
↓こちらがボルト
?トルシア形高力ボルト?
頭が丸く、先端のピンテールと呼ばれる部分が
必要な締め付けトルクが得られると、破断するようになっているボルトです。
こちら、ボルト専用の締結機械シャーレンチ
レンチのダイヤルを合わせると、締め付けトルクが得られます。
トルクとは、簡単に言うと「ねじりの強さ」です
締め付け方法は・・・
■ 一次締め付け
ひょえ〜 こ、こ、怖いですね(((´Д`)))
■ マーキング
一次締めが終了した時点で、
鋼材・座金、ナット・ボルトに白いマジックで直線を記入します。
一次締めの完了後、ボルトとナットが共回りしていないことなどを、
このマーク位置のずれを見て本締め完了の確認を行います
■ 本締め
倒れや出入り、水平度などの矯正を行い、建方の精度を確保し
本締めをしていきますッ!
これにて締め付け完了=躯体工事の完了ですー
それでは、今回はここまでです。
次回の更新をお楽しみにー
基礎コンクリート打設
前回は捨てコンクリートの打設、
ベースパックの施工状況までお伝え致しましたッ
さっそく続き、行ってみましょうー
基礎配筋、基礎型枠の建て込みが完了致しましたッ!
こちらは基礎配筋検査が行われています。
この検査の内容は・・・
鉄筋の径、数量、曲げ半径、鉄筋の間隔、定着長さ、
組立ての状態、かぶり厚などです
指摘事項があった場合は、
このように是正前と是正後をきちんと写真に収めます。
?スリーブ?
スリーブとは、給排水管が壁や床・基礎などを貫通する場合に、
その開口を確保するためのさや管です。
こちら、コンクリートの品質検査です(*^▽^*)
–スランプフロー試験–
?スランプ?
スランプコーンというバケツに生コンを入れて、
コーンを外した時に、どれくらい生コンの山が沈んだか・・・という値です。
どれくらい低くなったかを測ると、
生コンの軟らかさが分かりますッ!
軟らかい、ということは、施工がしやすいということです
通常のスランプ値は18cm程度と言われています。
(30cmから山の高さを引いた距離がスランプ値です!)
さらに、温度・空気量・水分比率などもチェックしますー( ´∀`)σ
さて、打設開始ですッ
コンクリートが硬化し、
型枠が解体されましたッ
埋め戻しをしていきます( ´∀`)σ
その名の通り、掘った土を戻していく作業です。
埋め戻しが終わると、土間コンクリートの打設です。
– 鉄骨工場 –
さてッ!
こちらは、鉄骨製作工場の石井鉄工所です
当然のことですが、
建物に使用される鉄骨は全て工場にて加工されております
設計図を確認して、工程表を作成、工作図を作成、
原寸の検査、切断・曲げ加工・溶接、錆び止め塗装・・・・などなど、
たーくさんの工程があります。
そして工場で最終確認が行われ、輸送されていく・・
と、いう訳ですッ
それでは次回は、
製品検査の様子をお伝え致します(*^▽^*)お楽しみにー
ベースパックって何だろう?
前回は根伐り工事・床付けまでお伝え致しましたッ
さっそく続き、行ってみましょうー
こちら、捨てコンクリートの打設が完了致しました(*^▽^*)
?捨てコンクリート?
厚みは5cm程度で、躯体工事の準備の為に打つコンクリートです。
◆ 水平面をつくる
◆ 墨出し・基礎配筋が容易に出来る ・・・・という、役割があります!
硬化後、カラースプレーにて墨出し作業が行われました。
?墨出し?
柱・壁・梁の位置などを、捨てコンに直接記していく作業の事です!
続きまして、鉄筋アンカーの設置ですッ
鉄骨構造の骨組を鉄筋コンクリート造の基礎に定着させるため、
基礎の中に、あらかじめそのねじ部以外の部分を埋め込みます。
こちらベースパック柱脚工法という、露出型式の柱脚工法です
主要部材であるアンカーボルトを添プレート、アンカーフレーム等で所定の位置に
設置し、配筋・型枠・コンクリート打設します。(手前がアンカーボルト)
こちら、グラウト材
鉄骨建方の後、
ベースプレート下面にベースパックグラウト(高強度無収縮モルタル)を注入することにより、
ベースプレートと基礎コンクリートを密着・固定させます
こちらが施工状況です
基礎配筋の様子はまた次回、お伝え致しますッ
お楽しみにー
着工致しましたッ!
10月20日(木)
(仮称)Nビル新築工事 現場が着工致しましたッ
最寄り駅は中央本線「東小金井」駅です(*^▽^*)
最寄り駅も最寄り駅ッ!
北口駅を出てすぐそこッ!が現場ですー
南口には今年2月に竣工した物件がありますよ
こちらの敷地に鉄骨造2階建のテナントビルを建築していきます。
まずは建物を支える大切な基礎を作る為に、
土を掘削する根伐り工事を行います
バックホーで掘削していきます。
?バックホー?
ショベル(バケット)を操縦士(オペレータ)側向きに取り付けた形態で、
建設機械の一つです。
地表面より低い場所の掘削に適しています
この基礎は布基礎と呼ばれますッ!
?布基礎?
建物の壁面に沿って連続して設けられた帯状の基礎のことです。
「布」・・・とは、建築用語で水平に連続していることを意味します。
基礎は、地盤の強度や建物の規模・構造などにより、
工法が決まります( ´∀`)σ
こちら、床付面(とこづけめん)の確認ですッ
計画深さ(根伐り底)まで掘削した後、
正確に平らに仕上げることを床付けといい、その仕上がった面を「床付面」といいます
床付面は地盤が基礎と接する面になります
GL?1070とは、地盤面から?1070mm・・・という事ですッ!
GL=“Ground Level・Ground Line” 地盤面
工事の際このGLが、
垂直方向の寸法計測の基準となる地盤高さの水平面となります
さて、今回はここまでですッ
地鎮祭を行いました
10月14日(金) 地鎮祭を行いましたッ
?地鎮祭?
工事を始める前に行うもので、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させて
もらうことの許しを得、工事の無事を祈る儀式です。
安全祈願祭とも呼ばれたりします。
祭壇は「南向き」または「東向き」とし、
「北向き」としないことが絶対条件とされております。
写真と共に大まかですが地鎮祭の流れを、ご紹介致します。
◆ 修祓(しゅばつ)
祭に先立ち、参列者・お供え物を祓い清める儀式。
◆ 降神(こうしん)
祭壇に立てた神籬に、その土地の神・地域の氏神を迎える儀式。
神職が「オオー」と声を発して降臨を告げます。
◆ 献饌(けんせん)
神に祭壇のお供え物を食べていただく儀式。
◆ 祝詞奏上(のりとそうじょう)
その土地に建物を建てることを神に告げ、
以後の工事の安全を祈る旨の祝詞を奏上します。
◆ 切麻散米(きりぬささんまい)
清祓 (きよはらい)ともいいます。 土地の四隅をお祓いをし、清めます。
◆ 地鎮(じちん)
その土地で初めて草を刈る・・・刈初(かりそめ)–設計者(鎌)
初めて土をおこす・・・鍬入(くわいれ)–建主様(鍬)
初めて土をならす・・・穿初(うがちぞめ)–施工者(鋤)
この円錐形の立砂(タテズナ)は、
京都の名刹「上加茂神社」(加茂別雷(カモワケイカヅチ)神社)が由来だそうです。
上加茂神社の「二ノ鳥居」を入ると、細殿の前に一体の 「立砂」があります。
神社の本殿北々西にそびえる円錐形の秀峰「神山」(コウヤマ)(標高301メートル)があり、
山頂には「降臨 石」と称し、その昔、御祭神「加茂別雷神」が
降臨せられた巨巖の磐座(イワクラ)があります。
実は「立砂」はこの麗しい「神山」をかたどったもので、
一種 の神さまが降臨される憑代だそうす
◆ 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
神前に玉串を奉り拝礼します。玉串とは、榊に紙垂を付けたものです。
建設敷地の永遠の安定と参列者の守護を祈念するため、
玉串を奉って神に拝礼するものです。
◆ 撤饌(てっせん)
本来は神前に供えた神饌品を下げる儀式ですが、近時は簡略化され、
神酒徳利の蓋を被せるだけの儀式となっております。
◆ 昇神(しょうしん)
神籬に降りていた神をもとの御座所に送る儀式。
その後、神酒拝戴(しんしゅはいたい)が行われます。
その後、記念撮影です
(オーナー様ご家族)
全員で
地鎮祭が無事に終わり、
次回はいよいよ工事の様子をお伝え致しますッ
お楽しみに