躯体工事の最近のブログ記事
デッキコン打設
鉄骨建て方が完了し、足場が組まれましたッ
こちら床材のデッキプレートが敷き込まれ、
梁に溶接でとめられましたッ(*^▽^*)
?デッキプレート?
波形に成形された幅の広い鋼板。型枠・床材・屋根材として使用されます。
荷重に対する強度を増すために、やや大きな角波形にしてあります。
ちなみに・・・
この部材の形が小さいものは
「キーストンプレート」と呼ばれているそうです
デッキプレートの上に、ワイヤーメッシュ(溶接金網)を敷き込み溶接します
?ワイヤーメッシュ?
コンクリートのひび割れ防止、強度補強として、基礎、床、壁、などに使用されます
敷き込む際の溶接金網の重ね継手は、規定がありますので
設計監理者によって確認が行われます
続いて・・・
デッキプレートの上にコンクリートを流し込み、
RCの床と同じ状態を作ります
コンクリートがこぼれないように、
周辺には高さを合わせて鉄板を溶接しています。
このコンクリ打設の事を、デッキコンと呼びます(*^▽^*)
このデッキコンは壁の部分の打設が無く、床面だけなので、
1日で最上階までを一気に打設します
こちらはALCの搬入ですッ!
気になるALCのご紹介は・・・・
次回へ続くッ
鉄骨建て方
当物件にて使用する、鉄骨の製品検査の様子をご紹介致しますッ
出来上がった鉄骨を現場関係者が集合し、
検査をしていきます。
鉄骨検査ではまず、構造図に指定されている部材寸法と
正しいかどうかを確認していきますッ
柱・梁、そして仕口部分の寸法や状況
溶接部は外観検査と内部検査があり、
外観は目視
内部検査は、超音波深傷検査を行います
?超音波深傷検査?
超音波を対象物に当ててその反響を映像化することで、
対象物の内部の状態を非破壊的に調査することのできる画像検査法の一種との事です。
簡単に言うと・・・
超音波の反射エコーを利用して、きずまでの距離・大きさを測定し、
内部のキズが検出できる事です
検査が完了すると、いよいよ鉄骨建て方ですッ
最初の工程、柱お越しです
クレーンにて、柱となる鉄骨から1本1本吊り降ろして行きます!
柱は・・・覚えていらっしゃいますでしょうか??
柱の先、ベースプレートと呼ばれる穴があいた部分をアンカーボルトに差し込み、
ボルトで仮止めします
柱の鉄骨を全て組み終わった後、
柱の垂直を確認しながら本締め(ほんじめ)をして完全に固定します。
そしてベースプレート下面に、ベースパックグラウト(高強度無収縮モルタル)を、
アンカーボルト廻りに充填します!
柱の次は梁ですッ
ボルトで接合していきます。
↓こちらがボルト
?トルシア形高力ボルト?
頭が丸く、先端のピンテールと呼ばれる部分が
必要な締め付けトルクが得られると、破断するようになっているボルトです。
こちら、ボルト専用の締結機械シャーレンチ
レンチのダイヤルを合わせると、締め付けトルクが得られます。
トルクとは、簡単に言うと「ねじりの強さ」です
締め付け方法は・・・
■ 一次締め付け
ひょえ〜 こ、こ、怖いですね(((´Д`)))
■ マーキング
一次締めが終了した時点で、
鋼材・座金、ナット・ボルトに白いマジックで直線を記入します。
一次締めの完了後、ボルトとナットが共回りしていないことなどを、
このマーク位置のずれを見て本締め完了の確認を行います
■ 本締め
倒れや出入り、水平度などの矯正を行い、建方の精度を確保し
本締めをしていきますッ!
これにて締め付け完了=躯体工事の完了ですー
それでは、今回はここまでです。
次回の更新をお楽しみにー