2012年5月アーカイブ
捨てコンクリートを打設致しました
前回は杭工事までお伝え致しました。
さっそく続き、行ってみましょうー
杭工事が終わると、根伐り工事を行っていきます。
?根伐り(ねぎり)工事?
根切りとは、基礎や地下構造物を作るため、地盤面下の土を掘削する事です。
バックホーという重機で掘削していきますッ!
ちなみにバックホーは、地表面より低い場所の掘削に適しています
掘削と同時に山留め工事も行います。
予め打ち込んでおいたH鋼とH鋼の間に板を挟み、
掘るそばから土崩れを防いでいきます
スコップで土を削り、はめ込んでいきます。
細かいところは、このように手作業で掘っていきます(*^▽^*)
所定の深さ(根伐り底)まで掘削が終わると、
底をしっかりと固めて平にならしていきますッ
平になったところで、
基礎コンクリートと地盤をつなぐ砂石・再生砕石を敷きます。
続きましてッ( ´∀`)σ
地鎮祭の時に神主さんから預かった鎮め物を、中心となる位置に置き埋めます。
敷地の平安や、施主様のご多幸を祈るものです。
目には見えない、まさに縁の下の力持ちですね
そして転圧で踏み固めた孔の底に、
厚さ50mmのコンクリートを打設していきます。
これを捨てコンクリートと言います。
捨てコンクリートは水平面の基準、
土のままでは墨出しや基礎鉄筋が組めない為、その作業をしやすくする役割があります。
打設が終わると、翌日墨出しが行われますッ
それでは今回はココまでです(*^▽^*)
次回の更新をお楽しみにー
杭工事
地鎮祭が終わり、いよいよ工事のスタートですッ
最寄り駅は都電荒川線「巣鴨新田」駅です。
現場までは歩いて約3分ですッ!近いッ!
こちらの敷地に地上4階
1K5戸・店舗の店舗併用付共同住宅を建設してまいります。
— 杭工事 —
?杭工事?
杭は基礎の一種で、建物の重さを原因とした地盤沈下を防ぐ為に打ち込むものです。
土の中に入ってしまうと見えなくなりますが、最も大事な部分です
建設地の地盤によって杭の長さは変わり、杭が必要無いケースもあります。
基礎杭には既製杭と現場杭の2種類があり、
当物件は既製杭の鋼管杭ですッ!
杭を打つポイントへッ!杭芯セットといいます( ´∀`)σ
下杭の打設が終わると、中杭・上杭の打設を行いますが、
継ぎ手部分は溶接していきます。
溶接箇所は浸透探傷試験を行います。
?浸透深傷試験?
赤色や蛍光の浸透性のよい検査液を用いて、表面の割れ、
ブローホールなどを検出する非破壊検査方法です。
浸透液の色(観察条件)と浸透液の除去方法により、6種類の方法があります。
溶接部のクラックの検出に適している、
染色浸透探傷試験(カラーチェック)という方法で検査をします。
現場溶接部の検査としては、全溶接部に対し外観検査(寸法検査含む)、
浸透探傷試験(カラーチェック)を必須としています
杭打設完了ッ
3本の鋼管杭を溶接して、1本の杭(15.0m)となりますッ(*^▽^*)
杭は合計で11本打設致しましたッ!
それでは今回はここまでです
次回の更新をお楽しみにー☆