2011年8月アーカイブ
根伐り工事
前回は杭打設までお伝え致しましたッ!
それでは、続きですー
– H鋼打ち込み –
マンション建設の基礎工事では総掘りの場合は、マンションがすっぽり!
と、入るくらいの穴を掘ります。
掘るそばから土崩れを防ぐために、矢板を挟んでいきますが
その前にH鋼と呼ばれる山留め杭を打ち込みます
↓こちら、杭打ち重機
どどーんッ!
打ち込み終わったH鋼
真上から見ると、アルファベットのHの形をしています。
だから、H鋼
– 根伐り工事 –
?根伐り工事?
根伐り工事は、建物を作るために基礎や地下となる部分の
土を掘り出す工事です。
バックホーと呼ばれる重機で土を掘っていきます。
掘るのに何故、ねぎり??
基礎内に草木の根があると、後々建物に影響してしまう為
「根を伐る」
と、いう所から由来しているそうです
掘った土は大型ダンプで排出されます。
掘るにしたがって、打ち込んだH鋼の山留め杭が姿を現しますッ!
土崩れを防ぐ為に、長さ約1mほどの杉板を挟んでいきます。
作った隙間に板をはめ込んでしっかりとハンマーで叩いて固定し、
次々と板をはめ込んで掘削の進み具合に合わせるように下に下にとつなげていきます。
杭の頭が見え始めました
根伐りをする際に露出する唯一の部分の主筋の頭。
土色と鉄筋色が判別しやすいよう、また泥で汚れないように、
主筋の頭は白いカバーで養生してあります
杭の周りは柱が立つ為強度が必要となるので、
その為柱の周りは一段深く掘ります。
所定の深さ(根伐り底)まで掘削が終わると、
底をしっかりと固めて平にならしていきます・・・・が、
その様子はまた次回ですッ(*^▽^*)
☆9月現場見学会のお知らせ☆
皆様のご来場、お待ちしております。
杭工事が完了!
全回は杭工事の様子をお伝え致しましたッ
試験杭、鉄筋の搬入から
続きいってみましょうーーー
?試験杭 鉄筋搬入?
搬入された杭の鉄筋材料は、
検収が行われます
種類や長さ、杭径などを計測しています。
こちらは前回ご紹介致しました、土質サンプル
支持層の確認です。
こちらは掘削長の確認
様々確認を行い、
いよいよ鉄筋カゴの建て込みですッ
鉄筋カゴはジョイントを続け、
一本の鉄筋カゴとなります
カゴが下へ下がらないようパイプで置き、
鉄線で結束をしていきますッ
続きまして、コチラッ!
プランジャーを投入します
??プランジャー??
コンクリートを打設する時、コンクリートの分離を防ぐ為、
コンクリートの打設始めにトレミー管の中へ入れる皿状のゴム抜の事です。
ちなみにこれがトレミー管
こちらもジョイントをし1本の管にします。
杭底部からコンクリートを打設していく際、
高い位置から落下して分離する事を防ぐ役割をしています。
?スランプフロー試験?
??スランプ??
スランプコーンというバケツに生コンを入れて、
コーンを外した時に、どれくらい生コンの山が沈んだか・・・という値です。
どれくらい低くなったかを測ると、
生コンの軟らかさが分かりますッ!
軟らかい、ということは、
施工がしやすい。と、いうことです
通常のスランプ値は18cm程度と言われています
(30cmから山の高さを引いた距離がスランプ値です!)
試験に合格すると、
いよいよコンクリート打設です
ドドドドドドドドーーーーーーーーーー
コンクリートを打設しながら、
ケーシングとトレミー管を引き上げていきます。
杭頭径900φ 22.2m 計14本
杭頭径900φ 22.7m 計 1本 合計15本の杭を打設致しました
それでは今回はここまでです。
次回の更新をお楽しみにッ
8月現場見学会のお知らせ
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