2012年8月アーカイブ
基礎配筋
前回は捨てコンクリートまでお伝え致しましたッ!
さっそく続き、行ってみましょう
工事は基礎配筋へ入りましたッ!
地下の場合は、柱以外はすべて地中梁(ちちゅうばり)と言います。
ちなみに、地中梁は木造や鉄骨造であっても鉄筋コンクリート造にしなければなりませんッ!
キソエースというT字型の支えを、コンクリート釘で打ちつけていきますッ!
キソエースは簡単に言うと、梁主筋の受け金物です
キソエースの上に並べた梁主筋に、スターラップ筋を巻き付けますッ!
?スターラップ?
梁の主筋のまわりに巻きつける鉄筋です。
あばら骨のように巻きつけるので、あばら筋ともいいます
続きまして、こちらは配筋検査の様子です
鉄筋が規定のピッチできちんと結束されているかなど、
細かいチェックを行いその模様を証拠として写真に残します
↓基礎配筋検査が終わり、耐圧版の打設が完了致しましたッ☆
底面全体で建物を支える基礎をべた基礎と言います。
柱や壁を伝わって建物の全荷重は底面に伝わりますが、
その全荷重を底面全体に分散させるのが耐圧版の役割です
続きまして・・・
基礎型枠の建て込みですッ
桟木(さんぎ)という木材の上に、型枠を固定し建て込んでいきます。
地中梁の型枠が形になりましたら、1階の床つくりです(*^▽^*)
単管の上にコンパネを載せ、その上からスタイロフォームという
断熱材を敷き込みます。
?スタイロフォーム?
完全に独立した無数の気泡でできた発泡体の断熱材で、
耐水性に優れ、板状で適度な硬さをもっているため加工しやすく、
鉄筋コンクリート構造の打ち込みなどに適した断熱材です。
それでは今回はココまでですッ(*^▽^*)
次回は基礎コンクリートの打設をお伝え致します。お楽しみに
9月現場見学会はコチラから!⇒http://www.asahi21.co.jp/event/index2.html
基礎工事が始まりました
皆様こんにちはッ!
楽しい夏休みはあっという間でした☆!
しっかりと休んだので、また元気に頑張りたいと思います(*^▽^*)
さて、現場の様子をお伝え致します
まずは、根伐り工事と言って建物の大切な土台基礎を造る為に、
バックホーと呼ばれる重機で、土を掘削していきますッ
掘削と同時進行で山留め工事が行われます。
これは、掘削の側面を保護して周囲地盤の崩壊や土砂の流出を防止するためのものですッ!
掘削の深さが比較的浅く、地盤も強い土地だと
このような簡易山留めで充分となります
構造物を支え得る地層=支持層(根伐り底)
まで掘り進めます
支持層は同じ敷地でも建物の重さが違えば、支持層も異なります。
↑支持層を確認しましたッ
その後転圧機で根伐り底を転圧し、締め固めます。
転圧は地面を平らにするだけではなく施工後の基礎の沈みを防ぎます とっても重要ー
転圧で踏み固めた孔の底に、
厚さ50mmのコンクリートを打設していきます
これを捨てコンクリートと言います。
?捨てコンクリート?
役割は2つ!
水平面の基準を設ける。
実物大の設計図!
土のままでは、建物の通り芯や基礎等の位置を決める墨を出すことも適わず、
鉄筋を組んだり、型枠を建てたりの作業も出来ません。
その為、作業をしやすくする為に打つコンクリートが捨てコンです。
(この捨てコンは、構造上には耐力的に影響しません。)
打設が完了し、墨出しが行われます。
子墨が完成すると、スプレーラッカーで柱・梁などが一目瞭然で
見分けが付くように塗り分けます
それでは今回はここまでです(*^▽^*)
次回の更新をお楽しみにー